栃木でトレイルランはじめました

栃木のトレイルランルートやちょっとマイナーな山について、書いていきます。

Takahara Adventures Festival(TAF)参戦記録

5月19日に行われた、「 Takahara Adventures Festival 」通称TAFに参戦してきました。距離30㎞、累積1500mの今年初めて行われたレースについて、記憶の限り記録を残しておこうと思います。

Takahara Adventures Festivalとは

以下、TAFのホームページより

Takahara Adventures Festivalは、栃木県県民の森を始め日光国立公園にある高原山を駆け抜けるマウンテンランニング大会イベントです。 ランナーはもちろん、応援の家族や友達すべての人が誰でも楽しめる体験イベントや飲食ブースをご用意しています。また、大会参加費の一部を高原山の保全・整備費に使用させていただきます。

とトレランだけでなく、複合型イベントという立ち位置なのかなと思います。

 

高原山についての補足ですが、高原山は栃木県の北部に位置し、日光市や塩谷、矢板市那須塩原市に位置する山々です。最高峰の釈迦ヶ岳(1795m)をはじめとした山系で、隣接して鶏頂山(1765m)や中岳(1,728m)、西平岳(1,712m)があり、総称として高原山となっております。

高原山へは、過去に5回ほど遊びに行き、「栃木県は日光と那須ばかり取り上げられてるけど、高原も熱いぜ」と、身近な人やSNSで発信しているつもりでした。

そんな、熱い高原山でトレランの大会が行われるというので、参戦を決めました。

 

レース前の状況

コースに関しては、想定ができるレベル程度のコースが事前にホームページに掲載されておりました。何となくは予想しておりましたが、楽しそうでわくわくが止まりませんでした。

でも、つい3週間前にシンスプリント+後脛骨筋炎を発症し、大会3日前に7kmやっと走れるようになったレベルでした。

故障内容と経過、治療に関しては、別途トピックに書こうと思います。

故障に関しては、完璧に自分の体ができていないのに酷使した、管理不足と実力不足でした。と反省しつつ、練習できなかったから仕方ないでしょ???と言い訳を、走る前から考えておりました。

 

レース開始

当日は、曇りと晴れの半々と言う天気。会場に到着し、駐車場に車をとめ、無事エントリーをすまします。7時半くらいで、会場となりの駐車場が8割方、埋まっておりました。駐車場が埋まってからは、少し離れた、県民の森駐車場に止めて、大会専用バスに乗って移動となるため、注意が必要かと思われます。

ギアに関してはALTRAのSuperior4.0にフォームソティックスのインソールRUN dualを装着。感覚は薄くなるけど、アーチサポートが利いており、怪我してるためこれは仕方無い仕様かなと思われました。ただし、この組み合わせ、トレイルでは初めてで、ぶっつけ本番でした。

参加賞は、Tシャツとドライアップルでした。

そそくさとゼッケンをつけて、会場内をうろうろして、足の様子を確認しておりましたが、どうも怪我してた右足首より、右足底に筋肉痛を感じました。(前日まで、後脛骨筋炎のために、足底の筋トレを行っておりました。)

この時点で、ものすごい心配と不安に駆られており、完璧に自分のメンタルに飲まれておりました

救われたのは、インスタの知り合いと話すことが出来、少し気持ちが落ち着いた事でした。もし、一人だったらDNSもあったかもしれないと思います。

 

スタートそして初めの登り

スタートからは、激下りを1.5kmほどロードを走り、その後ロードの登りを経てトレイルに取りつきます。トレイルも、よく整備されており、気持ちよく走れる、グッドトレイルでした。また、ミツモチ山手前では、林道もあり、登って走れる人はここでぶっ飛ばすかなって思いました。

激下りのロードでは、右脚をつくたびに右足底から軽い悲鳴が聞こえてきます。でも、ここでやめるわけにも行かず、とにかく足を動かし続けました。

トレイルに入ってからは、足底の痛みは減りましたが、今度は足底からのトレイル状況感覚が分かりにくくまた、痛くなる不安から、力の入れ方がよくわからなくなりました。林道は、砂利で固く、足裏が痛いうえに、力がどう入れていいかわからず、四苦八苦...

どうにか、第一エイド7㎞地点のミツモチ山手前についた時は「もう止めたいです」と口走っており、心身共に疲れ切っておりました。エイドのボランティアスタッフに「大丈夫、少し休めばいけるよ」と背中を押されリスタート。足は、相変わらず痛いが、次のエイドのある、山の駅たかはらで、観光客前でイキって、華々しく散ってやろうと、中二前回で走り出しました。

 

ミツモチ山から山の駅たかはら

ミツモチ山からトレイル登ったり、下ったりを経て、下りの舗装路へ取りつきます。

このトレイル区間は、テクニカルで非常に楽しく、つつじも楽しみながら、いける最高のトレイルとなっております。

下りの舗装路は、得意な人であればかっ飛ばせる気持ちの良い、下りとなっております。

テクニカルなトレイル区間では、わりと楽しみながら、走れこれぞトレイルランだぜ!!!ひゃっほー的な感じで進んで、わりと気持ちが乗ってきてました。

ところが、舗装路に入った瞬間、足底の痛みがぶり返し、極めつけに左脚のハムストがつってしまい、山の駅たかはらのエイドに歩きながらピットイン。

半ば、半泣きになりながら、観光客の前でイキる事も出来ず、アラサーの男性がゾンビ化するのは、何とも滑稽だったと思います。

でも、ここではボランティアのお姉さま方に、暖かく迎え入れられ、しっかり補給、多めの休憩を挟み、心身共に回復した印象にありました。

 

山の駅たかはらから八海山神社

ここからは、1割程度舗装路ですが、ほとんどトレイルでした。加えて、ふかふかトレイルで気持ち良いです。

八海山神社までは登り多めで、ところどころつつじを楽しめ、気持ちよく山とふれあえます。

走れるふかふかトレイル、つつじも咲いており、本来であれば「うっひゃーきもてぃー!!」と白目をむきながらいく予定が、足がもうすでにつってしまい、足も閉店状態。正直言って、ここの登りがいちばん気持ち的にもつらくて、3人くらい抜かれた時は、足を止めてしまおうかと思ったくらいでした。

途中、真岡在住で、雨巻山を練習フィールドにしている方と話しをして、シンパシーを感じたりして、気持ちが回復し、どうにか八海山神社まで上り詰められました。救われた~と思った瞬間でした。

 

八海山神社からゴールまで

ここからは、ガレ場から始まり、トレイル、そして、下りの林道、極めつけに激下りのトレイルへとつながります。

八海山神社からは、最高の絶景が楽しめます。ここぞ、「高原ヤバいぜ」の核心部と言っても過言では無いスポットです。

ガレ場からトレイルまでは、林道までは足がつってしまって、何回も止まってはストレッチ、景色を見て、どうにか気持ちを保ってました。

下りの林道は、出来るだけプッシュしたかったけど、やはり足つり祭り開催中で、全然プッシュできない状況となってしまいました。

激下りのトレイルは、わりと好きなポイントで、少しプッシュするも、足つり祭りは継続中でした。

ゴールまで戻ってきたときは、「帰ってこれてとにかくよかった」と心から思いました。

 

結果と反省

270人中48位と目標である、上位10%に大きく届かず、数字としても、良くないレースでした。

今回一番、良くなったのは、レースを心から楽しむことが出来なかったこと。始まってから、終わりまでつらさを楽しめず、本当に情けない事をしてしまったと、落ち込んでしまいました。たぶん、タイムとか順位とかより、一番悔しいのは、楽しめなかった事でした。

楽しめなかった原因は、まずコンディションだったと思います。後脛骨筋炎を3週間前に発症し、3日前には7キロほど走れるようになったと言え、痛みが足底と足首にある状態でした。加えて、走る前から言い訳を考えてしまう豆腐メンタルで、最初からネガティブになりやすい状況を自分で作ってしまいました。

それで、レースの入りから、足の裏の痛みとDNFばかり考えてしまい、走りに集中できませんでした。本当に情けないに付きます…

それに加えて、足のつりやすさは本当にどうにか改善したいところです。今回はたぶん水分不足です。これも、自分の体に集中できず、把握できてないことによる事だったと思います。

 

今後に向けて

TAFはとてもいいコースで、景色も花もスタッフの方も優しく、本当にいいレースです。今回、そんなTAFであり、たくさんのスタッフの方や選手の方がいたからこそ、ゴール出来たと思います。来年もぜひ参戦し、今回のリベンジを果たしたいとおもいます!!!

来月は、今年の目標レースである、スパトレイルがあります。反省をちゃんと踏まえ、まず、怪我を完全に直し、出来る練習・対策をして臨みたい所存です。